『名も無き 雑草。・・そして 此処に おります♪』 


by deracine_anjo

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『穏やかに・・・・』

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    いつか  そんな日が




        来る事  少しだけ  望んで




            又  明日から






                しっかり  前向いて







                    歩き始めるつもり・・・・だよ♪






         
by deracine_anjo | 2004-12-31 06:47 | Legato

『想いの欠片』

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    『ありがとう』  って  告げるのは



          とても簡単なのに


 
        『さよなら』  って  告げるのは





       

             どうして   痛いんだろうね






                 

                         お互いに・・・・・
by deracine_anjo | 2004-12-31 06:41 | ひとひらのkokoro...
優香は積極的に 治療とリハビリに専念し 義足の製作にも取り掛かって貰っていた。
その傍らで 母の見舞いと世話も一手に引き受けていた。
優香から『美香ネェは キャリアがあるんだから チャンと再就職して。』と言われ 私は仕事に復帰した。
来年から優香も大学に戻る事になった。
後は この家に母が戻ってきてくれればいいだけ。



入院当初は 多少錯乱していた母も 火傷の傷が治る毎に 少しづつではあるが落ち着きを取り戻し それ程遠くない将来 帰れるだろう。
あの冬の日・・・・。
やり切れない事故に遭遇し 片足と心を失ってしまったかに思えた優香は 今 姉の私からみても 一回りも二回りも 人間的に成長していた。
優しさと強さ・・・そして 思いやりを持った大人の女性に成長していた。
家族の誇りだった。
母が揃っていない寂しさはあったが 笑いの絶えない家族に戻っていた。



人間とは とても 『脆い』 ものである。
けれど 立ち直れる 『強さ』 も 持ち合わせている。
それを 私は 優香に教えられた。
これからも 何が 起こるか分からないけれど 私達家族はきっとその事に真正面から 立ち向かっていけると 思える。



休日の午後。
父、優香、私の三人は病院に向かっていた。
昔に戻った優香は 1人でお喋りをして 私達を笑わせていた。
運転席でそんな優香を優しく見つめる父がいた。
病院に到着し 駐車場に静かに車を停めた。
助手席から 優香が降り立った。
身長168センチ セミロングの髪 零れる様な微笑を浮かべ パンツ姿の優香は両足で立っていた。
通り過ぎる人が 振り向きたくなる位 優香は輝いていた。
一陣の風が 私達の頬をそっと撫でて通り過ぎた。



先頭に立って歩き出した優香の後姿を 私達は暫く見つめていた。
振り向いた優香が 大きな声で
『パパ達何しているの~~。ママが首を長くして待ってるわよ。早く!!』



その時 又 風が 優香の髪を優しく揺らした・・・・。


                      完

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           『風を感じて』  短編小説  『最終章』



・・・・・・・・・・・・☆☆ ・・・・・・・・・・☆☆ ・・・・・・・・・・☆☆・・・・・・・・・・・

追記:拙い文章に お付き合い頂き ありがとうございました。
    又 機会がありましたら お付き合い下さいませ。


                              deracine_anjo


 
by deracine_anjo | 2004-12-30 16:22 | 『風を感じて』 短編小説
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帰りのインターチェンジで休憩を摂った私達は 燃える様な夕焼けを 黙って見つめていた。今日一日の事が走馬灯の様に私の心を駆け巡り 夕焼けが滲んで見えた。
帰りも優香が運転していた。
行きに比べると 数段の安定感を取り戻していた。その事だけでも 私は充分嬉しかったし
『希望』という文字が 心を一杯にした。
私達は 心地よい風に吹かれながら いつまでも夕焼けを眺めていた。



今回のたった一回の外出で テレビドラマでもあるまいし 画期的な変化が優香に現れる等とは 私は始めから思ってはいなかった。
唯 自分の好きな場所に 自分の足で立ち 好奇と同情の入り混じった他人の視線に晒され
それでも 充分に私は優香の心に 小さな変化があったと思っている。
いつか 言葉も感情も 取り戻してくれる。
焦らずに ゆっくりと歩めばいい。
優香の心は『死んでなどいない』・・・私は それが分かっただけで 充分だった。



自宅まで優香に運転させても構わなかったが 少々疲れた様子だったので 交替して帰宅の途についた。
定期的に電話連絡を入れていたにも拘らず 父も早く帰宅していた様で 車を車庫に収めた途端 二人は玄関で待っていた。
『ただいま、パパ、ママ。とっても 楽しかったわ。はい これお土産ね。』
『お帰りなさい。大丈夫だったの?怪我なんかしなかった?』
『勿論この通り 皆元気に帰ってきました。ママ 心配性なんだから。
ミク 少し汚れちゃったから 先にお風呂に入れちゃうけど いいかしら?
それに お腹もぺこぺこ。』
『優香も着替えていらっしゃいよ。』
何の返事もなく 松葉杖で自室に向かう優香の姿を見て 父は一度に劇的な変化が見られるとは思ってはいなかった様子だが 母の落胆は心に痛かった。



食卓を囲んで 食事を始め様とした時に その事件は起こった。
キッチンで揚げ物をしていた母。
何気に優香が水を取りにキッチンに入った途端 
『キャーァ、ママ 危ない!!!パパ お姉ちゃん 早く来て!!』
椅子を倒す様にして キッチンに飛び込むと 優香はママに飛びつき倒れこみ 天麩羅鍋から火柱が立っていた。
父は慌てる事無く 側に置いてあった消火器で直ぐに火を消し止めた。
私は直ぐに ママと優香の側に駆け寄って
『怪我は?何があったの?ママ!!どうしたの??』
矢継ぎ早に質問するが 母はボンヤリとしたまま何も答えない。
そして 優香が・・・・



『私の所為だわ。私がママを苦しめた所為だわ。』
泣きじゃくりながら そう叫んでいた。



母は 軽度だが火傷をおい 救急車で運ばれ そのまま 入院する事になった。
母の心が 壊れてしまったのだった・・・・。


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           『風を感じて』 短編小説 (9) 『誤算』
by deracine_anjo | 2004-12-30 14:15 | 『風を感じて』 短編小説

『朝陽』

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    去年  は  



        疲れ果てて



    逢う事が



        少なかった




    今年  は




        疲れ果ててても







               いろんな   朝  







                        迎えたよ








            少しだけ   微笑んでるし・・・・ね♪






          
by deracine_anjo | 2004-12-30 03:44 | つ・ぶ・や・き・・・・
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翌日は 気持ちのいい五月晴れだった。
久し振りのドライブに ミクは朝から大ハシャギ。
母は早朝から作ってくれた愛情たっぷりのお弁当と水筒を私に手渡しながらも 不安げに何度も何度も
『無茶はしないでね。チャンと定期的に 連絡してよ。』と繰り返していた。
出社を送らせて玄関で見送る父も又 言葉に出来ない思いを私に伝えていた。
私は にこやかに微笑み
『今迄だって そんなに心配しなかったのに・・・変よ、パパ、ママ。
お土産 楽しみにしててね。
じゃあ 行ってきま~~~す。』
私は 心地よいエンジン音を聞きながら 隣の優香に そっと
『久し振りのドライブ。楽しもうね。』
そう声を掛け 静かに発車した。
バックミラーに いつまでも 両親の姿が写っていた。



山中湖近くにあるその公園は 北海道程の大規模なモノではないが 
私達は気に行って 免許取立ての頃良く 互いの運転で通った想い出の場所だった。
サンルーフを全開にし 優香の好きなB’zの曲をBGMに 快適なドライブは続いた。
空は何処までも 青かった。
インターチェンジで トイレ休憩を取り おもむろに私は『賭け』に出た。
無謀な賭けだと 分かっていた。
一歩違えば 私達二人の問題では済まされない事は 百も承知していた。
昨夜一晩 考えに考えて それでも私は優香を信じる事に賭けてみたかった。
『優香 交替!!疲れたら 又 私が運転するから。』
突然 私に放り投げられた鍵を何とか受け止めた優香は 一瞬何を言われたのか分からない様子で 私を見つめた。
元々 私より 運転の好きな子だった。
ふらりと1人で ドライブをして帰ってきては 良く母に叱られたものだ。
けれど 片足になり バランス感覚も崩れているだろう優香に運転させるなど 幾らオートマチック車といえども 無謀以外の何ものでもない。
でも 私は『命』を預ける覚悟で このドライブを実行したのだった。
優香がもし 全てに悲観して そのまま谷底に 私とミクを道連れにダイブしても構わないと  私は 優香を見つめながら 心の中で 呟いていた。



運転席に身を沈めた優香は 久し振りの心地よい振動に 暫くの間 何かを感じている様だった。
私は黙ったまま ミクの頭を撫でながら その時を静かに待っていた。
ゆっくりと ギヤーを入れ サイドブレーキが解除された。
発進した車は 案の定 不安定な走行だった。
それでも 私は 怖くは無かった。
少しいい子ぶった言い方をすれば 『嬉しかった』
左斜線を危なっかしく走っていた車が 少しづつ 安定し始め 優香の感覚
が目覚めた様に少しづつ 加速されていった。
流れてゆく景色が 滲んで見えた。



料金所を過ぎた所で 静かに車を左に寄せ ハザードを出して私に振り向いた優香の瞳は 心なしか 輝きを取り戻したように私には思えた。
『お疲れ様。腕 鈍ってないね。それじゃあ 交替しよう。』
横を通り過ぎる車が 運転席から出てきた優香が松葉杖を突いて 助手席に移るのを 不躾な視線と驚きで 見つめながら過ぎていった。
けれど 私は 逆に 妙に 誇らしく思ったのを 今も覚えている。
優香は少し疲れたのか 公園に着くまで 瞳を閉じ眠っている様だった。
到着し車を駐車場に停め 私は小走りに管理人室らしき場所に走っていった。
『すみません。車椅子の人間と介助犬・・・・入園できますか?
ハーネスを忘れてしまったのですが・・・・キチンとした介助犬ですので 御迷惑はお掛けしませんが。』
自分でも呆れるほど スラスラと言葉が流れるようについて出た。
相手は一瞬 躊躇したが 私の態度に好感を持ってくれた様で 許可が下りた。
『いいでしょう。でも 今後はキチンとハーネスを何処に出掛けられるにしても 忘れないように。楽しんできてください。』
『ご無理を言って申し訳ありません。妹が喜びます。ありがとうございました。』



車に戻った私は 優香に
『えへっ。ミクは介助犬になったから 取り敢えず 車椅子に乗ってね。
中に入っちゃえば 松葉杖でも どちらでも構わないわ。
あ~~お腹空いちゃった!!!
早く ママのお弁当 食べましょ。』
いくら 今年は 暑い日が続いたとはいえ まだまだ 若いひまわり畑の中を 私達は 思い思いの心を抱いて 一歩一歩 歩き始めた。
無垢な心のミクを お供に・・・。



 
そして ホンの僅かだけれど・・・・・
私は 優香の心が 確かに動いてくれたと 信じる事が出来た。 

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         『風を感じて』 短編小説 (8) 『それぞれの願い』
by deracine_anjo | 2004-12-30 01:15 | 『風を感じて』 短編小説

『静』

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    暖かい  紅茶  でも



             飲みながら



    何も  語らなくていい






             

          二人で  外を  眺めていようよ♪








                            いつまでも・・・・・






                    どう・・・かな?



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by deracine_anjo | 2004-12-29 18:27 | ひとひらのkokoro...
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定期検査が終わった後 数日間 私達はそれぞれに自分の心の中で 
色んな思いの中 葛藤を続けていた。
そんな中・・・次第に ボンヤリと過ごす事が多くなった母に対しての配慮が欠けていたのは事実であった。
優香は母の血を継いだんだ・・・と言わしめるくらい社交的だった母までも 
気が付くと閉じ篭もり 息を潜めているような生活だった。
何故 悪い事をしている訳でもない私達が こんな状況に追い込まれなければいけないのであろうか!!
腹立たしさに 不覚にも涙してしまう日もあった。
そして ある夜 優香が病院から出されている睡眠薬を飲み グッスリ眠った事を確認した私は 夜遅く帰宅した父の書斎に向かった。
退院後 私は俄か看護婦の様に 『薬』に関しては 注意をしていた。
それは・・・・・万が一にも優香が・・・という 杞憂が正直 あったからだ。



静かにノックをした。
『はい?美香かい?どうぞ・・・』
父は私がいつか 何かを言って来ることを予測していたかの様に 暖かく部屋に招きいれた。
小さな会社だが 取締役という立場の父と心を閉ざした優香と 家庭も不安定な状態のまま数ヶ月が過ぎていった状況下の中 父は正直疲れていた。
けれど 私を暖かく部屋に向かい入れ ソファーに深く腰を沈め 私の言葉を待っていた。
『パパ 私なりに考えた事を お話ししたいの。』
『うん?続けてくれて構わないよ。最後まで 美香の話を聞く事にするから。』
『ありがとう、パパ。
私なりに 病院から戻って色んな事を考えたわ。自然に任せた方がいいのかとか 担当医の先生が仰っていた様に 優香を病院に連れて行ったほうがいいのか・・・・毎日毎日 堂々巡りの様に 答えが見つからなかった。
でも 漸く 一つの結論を私なりに 出したの。
拒絶反応でも パニックを起すかもしれないけれど 私は優香を外に連れ出してみようと思うの。
好奇の目に晒される事も 百も承知。
それで 優香の心に何かが芽生える事が出来るかもしれない。
今迄みたいに 息を殺した様な生活を 変えてみたいの!!
それで 優香を傷付けてしまったとしたら 私 一生を賭けて償うわ。
勿論 その時は 専門家の力を借りる事も考えている。』
堪え様としても 溢れる涙が頬を伝ってゆく。
静かに 私の言葉に耳を傾けていた父の瞳からも 光るものが零れ落ちた。
『それは 大きな賭けだね。
優香の心を もっと頑なにしてしまう事も考えられる。
今以上に 傷付いてしまうかもしれない。でも パパも考えていたんだ。』
一呼吸おいて
『どんな事があっても パパが美香も優香も守る。だから 美香 頼んでいいかい?』



出掛ける前日 夕食の準備を手伝いながら 母にも私の考えを伝えた。
一瞬 母は顔色を変えたが何も言わず それから
『じゃあ ママは明日の弁当を用意するわね。ママは行けないけれど 大丈夫?』
苦しそうにそう呟いた。
『ありがとう、ママ。今回は優香と二人 優香の好きな『ひまわり』を 見てくるわ。
心配しないで。ちゃんと 連絡も入れるから。
お弁当楽しみにしてるわね。』
私は努めて明るく答え 優香に夕食が出来た事を知らせにキッチンを離れた。



その時の 母の苦渋に満ちた瞳の色に 気が付く事が出来なかった・・・・。



テーブルを囲んで食事をしながら 優香に明日の事をさりげなく切り出してみた。
『優香 明日 私とドライブしない?
この分だと お天気も良さそうだし・・・。
気分転換に私に付き合ってくれないかしら?ミクも連れて。
ママが 美味しいお弁当を作ってくれるって。二人で出掛けるなんて久し振りじゃない?
どうかしら・・・。』
相変わらず黙ったままの優香とは反対に 自分の名前が出た事でテーブルの下で寝ていたミクが 訳が分からないながらも喜んで 大きく尻尾を振り優香に甘えていた。
そのミクを撫でる優香に ひとすじの期待を込めた。



そして 心の中で私は
『どんな状況になっても 優香は私が守る・・・』と 心の中 呟いていた。





          『風を感じて』  短編小説 (7) 『小さな賭け』
by deracine_anjo | 2004-12-29 09:43 | 『風を感じて』 短編小説

『天邪鬼』

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    スキだから




       キライって




         言ってしまう




            そんな  アタシ が






                   ス・キ  な・の ♪







              分かって  くれる?
by deracine_anjo | 2004-12-28 16:58 | つ・ぶ・や・き・・・・

『泣き顔』

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    嘆き  深く




        水の底に



    
           沈めよう・・・・







     アナタ  に  気付かれないうちに・・・・・
by deracine_anjo | 2004-12-28 16:47 | Legato