『後ろ姿。。。。』
2006年 08月 18日
難病を抱え 治療の方法も無く それでも 穏やかに微笑む妻
その妻を 若い頃は 泣かせた事も 一度や2度では 無いであろう夫
階段を 降りる姿に 私は 何度も 頭を下げた。。。
『どうぞ 御無理を 為さらないで 下さいね。』
後ろ姿に 呟くのが 精一杯の 未熟者。
あの妻の微笑みは 喜びも 苦しみも 全てを 受け入れたものなのか。。。
妻を労わる様に 階段を降りる夫の心は
今までの呵責の念を 妻の残りの時間に 精一杯 添い遂げようとする
想いなのだろうか。。。。
『残された時間の長さ』 では無く
暖かく 優しい 穏やかな時が お二人を 包んでくれる事を
祈るしか 出来ぬ 私は。。。。
やはり まだまだ 甘いので あろうか。。。。
by deracine_anjo
| 2006-08-18 03:47
| anjo の 戯言